こんにちは、スレタンハウスです! ブログでは普段、子どもたちの元気な様子や、遊びから生まれる成長の瞬間をご紹介していますが、今回は少し視点を変えて、その活動の裏側にある私たちスタッフの「おもい」をお話ししたいと思います。
先日行った**「パスタとマシュマロで立体工作」の活動。一見、楽しそうな工作に見えますが、実は子どもたち一人ひとりの「できる」**を引き出すための、大切な療育プログラムです。

遊びの中に隠された、それぞれの目標
私たちは、ただ楽しい活動を提供するだけでなく、その遊びを通じて、一人ひとりの子どもが持つ目標を達成できるよう、日々試行錯誤しています。
例えば、パスタとマシュマロの活動一つとっても、子どもによってねらいは様々です。
- 手先の不器用さに悩む子には、パスタを折らずにマシュマロに刺すという、繊細な指先の動きを促すことを目標に。
- 自分の思いを言葉にするのが苦手な子には、「どこにパスタをつけようか?」「どんな形にしたい?」と声をかけ、自己表現のきっかけを。
- 協調性を育みたい子には、友達と一緒に協力して一つの大きな作品を作るという課題を。
目の前で楽しそうにパスタとマシュマロを触る子どもたち。私たちはその一つひとつの行動を注意深く見守り、**「今、何ができるだろう?」「次の一歩をどうやって引き出そう?」**と考えながら、そっと寄り添います。

失敗は、最高の学び
パスタはとても繊細な素材です。少し力を入れすぎるとすぐに折れてしまいます。
「ああ、折れちゃった…」と残念そうな声。でも、そこで終わることはありません。
「どうして折れちゃったかな?」 「次は、もっと優しくやってみようか。」
私たちは、失敗を否定せず、それが**「どうすればうまくいくか」**を学ぶための大切な経験だと伝えます。そして、再び挑戦し、「できた!」と最高の笑顔を見せてくれる瞬間こそが、私たちスタッフにとって一番の喜びです。


まとめ:子どもたちの「できる」を、一緒に見つけ、育てたい
スレタンハウスの活動は、すべて子どもたちの「できる」を増やすためにあります。 どんなに小さな一歩でも、その子にとっては大きな自信につながることを知っているからこそ、私たちは毎日の療育に心を込めて向き合っています。
今後も、子どもたちが安心して挑戦し、自分らしく輝ける場所であるために、スタッフ一同、力を合わせていきたいと思います。