療育内容

【スレタンハウスの運動療育】体軸と協調性が育つ、子ども発信のボール遊び

【スレタンハウスの運動療育】体軸と協調性が育つ、子ども発信のボール遊び

子どもたちが元気に身体を動かし、たくさんの「できた!」を経験できる活動は、私たちの運動療育においてとても大切にしています。今回は、広々とした空間でみんなで盛り上がった**「ボール遊び」の時間をご紹介します。特に、体軸(体の中心線)を意識した動きと、子どもたちの自発性から生まれた協調性**に焦点を当てて、具体的な視点からお伝えします。

全身で「やってみよう!」体軸を意識した身体運動の楽しさ

スレタンハウスでは、子どもたちが安心して身体を動かせる環境を大切にしています。ボールを投げる、受け止める、追いかけるといった一連の動作は、単なる遊びではなく、体軸を意識した全身の運動であり、運動能力をバランス良く高める絶好の機会です。

  • 体軸の安定と身体意識: ボールを投げる際、片足で踏み込んだり、体をひねったりする動きは、体の中心(体軸)を意識し、安定させる練習になります。どこに力を入れ、どう身体を動かせばボールがうまく飛ぶかといった感覚を養うことで、**自分の身体が今どうなっているのかという意識を育みます。
  • 目と手の協応: ボールの動きを目で追い、飛んでくる場所や速さを予測し、手を伸ばしてキャッチする。この一連の動作は、目で見た情報に身体が反応する力を養い、体軸を中心とした全身の連携を促します。
  • 身体のコントロール: どのくらいの力で投げれば届くか、どう動けばボールを避けられるかなど、自分の身体を意識して動かす練習は、体軸を起点とした効率的な運動パターンの獲得に繋がります。

「せーの!」で投げる、受ける!子どもたち発信の協調性

今回のボール遊びでは、特に印象的な場面がありました。

スタッフが特に促すことなく、子どもたち自らが**「せーの!」**と声をかけ、3人でタイミングを合わせてボールの投げ合いを始めたのです。

  • 協調性とコミュニケーション: 3人で息を合わせるには、相手の動きをよく見て、タイミングを計る必要があります。この遊びは、言葉だけでなく、相手の動きや表情を読み取るという非言語的なコミュニケーション能力を自然と育みます。
  • 自発性とリーダーシップ: 子どもたち発信で遊びが成立したことは、自分から遊びを創り出す力や、仲間を巻き込むリーダーシップが育っている証拠です。

ルールがあるからワクワクする、そして自分たちでルールを創り出す喜びを知る。この素晴らしい自信の瞬間を、私たちは見守ることができました。

笑顔が繋がる「協力」と「思いやり」:集団の中での運動療育

複数人で遊ぶボール遊びは、笑顔が生まれるだけでなく、子どもたちの社会性や協調性を育む大切な運動療育の時間です。

  • 相互作用の中での身体意識: 相手がキャッチしやすいようにボールを投げる、自分が取るだけでなく他の子にパスをする、といった**「相手を意識した動き」**が自然と生まれます。これは、他者との関係の中で自分の身体をどう使うかという調整能力を高めます。
  • 感情の共有と調整: 成功を一緒に喜び、失敗しても「大丈夫だよ」と声をかけ合う。そんな優しいやり取りの中で、子どもたちの間に思いやりの気持ちが育まれていきます。集団の中での運動は、感情のコントロールや他者との協調性といった社会性の発達を促します。

ボールが宙を舞い、歓声が上がるたびに、子どもたちとスタッフの間に笑顔と協力の輪が広がっていくのを感じられました。

まとめ:スレタンハウスの運動療育で育む、心と身体の健やかな成長

今回のボール遊びは、子どもたちが楽しみながら体軸の安定性、運動能力、そして自発的な協調性を育む、スレタンハウスならではの運動療育プログラムです。

安心できる場所で、ワクワクする挑戦を通じて、たくさんの笑顔と、かけがえのない自信を育む。それが、私たちが日々目指している療育です。

スレタンハウスでは、これからも子どもたちの個性と成長に寄り添い、様々な遊びや活動を通して、心と身体の健やかな発達をサポートしていきます。

**「体軸を意識した運動を通じて身体能力を高めたいお子さん」「遊びの中で友達との関わりを学びたいお子さん」**がいらっしゃいましたら、ぜひ一度スレタンハウスに遊びに来てみませんか?スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております!

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