体軸ファシリテーター養成講座を受講しました。
予防医学に基づいて構築された「体軸体操」という体操プログラムを子どもたちに指導するための資格認定者を養成する講座に参加しました🤸
まず講座に参加し、取得する必要性を強く感じたのが、養成講座で冒頭にあった言葉です👇
近年、子どもの運動機能の低下や姿勢の悪化が叫ばれています。踵をつけてしゃがめな い子ども、前屈で床に手がつかない子ども、片足立ちでふらつく子どもが近年急増してお り、文部科学省は子どもの運動機能の低下を危惧し、平成28年より全国の学校検診に「ロ コモ(運動器)検診」を導入したほどです。
現代の子どもの姿勢の悪化や運動機能の低下の背景には生活環境が大きく関係していま す。例えばスマートフォンやタブレット、テレビゲームの普及により長時間同じ姿勢をとり続けていること、さらには圧倒的に運動不足なことが挙げられます。
宮崎大学の研究によると、現代の子どもは1週間に7時間以上運動する子どもと、運動 1時間未満の子どもとに大きく2極化しており、かつ運動1時間未満の子どものうちの約 80%は全く運動していないというデータがあります。これでは、本来成長の中で育まれていく運動器が十分に発達していくことはありません。
しかし一方で、積極的に運動をする子どもにも、意外なことに運動器の機能障害や機能 不全が起きているとも言われており、スポーツ中の怪我にも繋がっているのです。
そんな運動をしている子、運動していない子にも共通して欠けているもの、それはあらゆる運動のベースとなる「正しい身体の使い方」です。
正しい身体の使い方とは、身体操作能力とも言われ、自分の身体感覚を感じ取り、イ メージ通りの動きを行うといった能力で、現代の子供たちはこの能力の発達が不十分なのです。
近年の子どもたちを取り巻く環境 は大きく変化し、中でも外遊びの時 間の減少が著しく、子どもたちの活動時間の短縮によって、運動機能の低下を引き起こしています。
さらには、運動機能のみならず、子ども同士での社会活動の減少による社会性の低下も危惧されていま す。
そんな今まで親も学校の先生もだれも教えてくれない「正しい身体の使い方」ができる ようになるために取り入れていきたいのが「体軸体操」です。
体軸体操で本来持つ身体を上手くコントロールする能力を養うことで、姿勢は自然と良くなり、身体はどんどんしなやか、かつ巧みに動かすことができるようになります。
体軸ファシリテーターとは!!
体軸体操指導者(ファシリテーター)とは、体軸理論と呼ばれる身体を効率的に動かす運動理論をもと
に考案された「体軸体操」という体操プログラムを子どもたちを中心に広 く指導することができる一般
社団法人体軸コンディショニング協会認定の認定資格です。
体軸ファシリテーターの資格を取得することで、文部科学省認定講座『体軸スクール』を地元の地域の小学校や幼稚園・保育園などで開催することがきるようになります。
運動神経を支える体軸とは
体軸とは、読んで字のごとく、身体の軸のことであり、身体を動かしていく上で最重要とされる身体感覚(体性感覚的意識)のことを指します。
*体性感覚:身体の各部位の位置、運動の状態、身体に加わる抵抗、重量を感知する固有 感覚や触覚、痛覚、温覚など体表面に生起する身体における感覚の総称。



